ITパスポート試験の出題傾向
ITパスポート試験は、今年(2009年)の春に初めて開催されました。まだ一度しか実施されていませんが、ここではその出題傾向を分析し、重点分野を紹介させていただきます。
なお、これらの分析や対策は、ITパスポート試験への合格を保証するものではございません。予めご了承ください。
※問題の分類はあくまでも株式会社チョイスタジオの判断によるものであり、完全な正当性は保証できません。
1. 基礎情報
| 出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) (1) 小問形式(1問につき1設問) (2) 中問形式(1問につき4設問) |
|---|---|
| 試験時間 | 165分 |
| 出題数 | 100問 [分野別出題数] ストラテジ系:35問 マネジメント系:25問 テクノロジ系:40問 (出題数の詳細) |
| 採点方式 | 素点方式(合計1000点満点) [分野別配点] ストラテジ系:350点 マネジメント系:250点 テクノロジ系:400点 |
| 合格基準 | 600点 ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系の各分野で基準点(30%)をクリアし、かつ合計得点が基準点(60%)を超える必要がある。 |
| 合格率と受験者数 |
合格率:72.9% 受験者数:39,131人 2009年秋試験の申し込み者数は 71,856人 と、前回試験から50%以上増加しています。 また、合格率は少し下がり 60% 程度となることが予想されます。 |
2. 分野別出題傾向
2.1 ストラテジ系
![]() Fig.1 ストラテジ系分野における中分類別出題数 |
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左の図は、ストラテジ系分野における、詳細分類別の出題数をチャートにしたものです。この図からは、ストラテジ系分野の全10分類のうち、たった3つの分類からの出題が、出題数の70%以上となっていることが見て取れます。 |
2.2 マネジメント系
![]() Fig.2 マネジメント系分野における中分類別出題数 |
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マネジメント系分野は5分類のうち、2つの分類から70%の問題が出題されています。 |
2.3 テクノロジ系
![]() Fig.3 テクノロジ系分野における中分類別出題数 |
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テクノロジ系分野については、全11分類のうち、3つの分野から半数の問題が出題されています。しかし、他の分野に比べ分類数が多いため、幅広い分類で対策をとる必要がありそうです。 |
3.対策 -出題割合による重点対策で合格最短ルートを目指す-

ITパスポートは職業人に共通するIT基礎知識を問う試験ということで、できれば全分野を押さえてしっかりとしたIT基礎知識を身につけておくべきです。とはいっても資格試験ですので合格しなければ意味がありません。ここでは合格に向けて効率よく学習するための最短ルートとなることを目指して、試験対策を公開します。
以下で、ITパスポート試験で出題される全23の分類を出題頻度に応じて Aランク, Bランク, Cランク の3つのグループに分割して紹介しています。出題頻度の高いAランクから学習を進めることで効率よく学習を進めることができます。
関連するドリルも用意していますので、是非ご利用ください。
3.1 Aランク -まずは厳選8分野、ここを押さえりゃ先は明るい-
Aランクに分類されるのは、厳選された8つの分野です。この分野で実力を伸ばせば、合格がグッと近くなります。逆にこの分野がおぼつかないようだと・・・。
本番試験では、Aランクとなっている分類の設問のすべてに正解すれば、各分野の合格基準となる30%に達し、かつ全体の合格基準である60%に到達します。極論すれば、ここさえ「完璧」に押さえれば合格できることになります。(他の分類もきちんと勉強してくだいね)
| 分類名(出題割合) | 特徴と対策 | ドリル | |
|---|---|---|---|
| ストラテジ系 | 企業活動 分野別:31% 全体:11% |
中問題ではグラフの読み方に関する問題が出題されました。各種グラフの読み方などは押さえておくのがよいでしょう。また、会計や在庫管理に関する問題も多く出題されているので、在庫管理や損益分岐点の計算はしっかりと押さえておくのがよいでしょう。 |
|
| 経営戦略マネジメント 分野別:31% 全体:11% |
各種経営戦略の手法を問う問題が頻出されています。SWOT・PPM・バランススコアカードに関してはしっかりと把握しておきましょう。 |
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| システム戦略 分野別:17% 全体:6% |
システム戦略分野全体から幅広く出題されていますが、基本的に用語の意味を問うような問題が多いです。システム戦略分野の関連用語を広く浅く押さえておくのがよいでしょう。 |
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| マネジメント系 | プロジェクトマネジメント 分野別:40% 全体:10% |
進捗管理の問題が多数出題されています。進捗管理に関する計算問題はしっかりと押さえておきましょう。 |
|
| システム開発技術 分野別:28% 全体:7% |
設計からテストまで幅広く出題されています。システム開発の流れと各工程での作業についてしっかりと押さえておきましょう。 |
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| テクノロジ系 | セキュリティ 分野別:20% 全体:8% |
セキュリティ分野全体から幅広く出題されていますが、基本的に用語の意味を問うような問題が多いです。セキュリティ分野の関連用語を広く浅く押さえておくのがよいでしょう。 |
|
| 基礎理論 分野別:15% 全体:6% |
簡単な問題ではなく、基礎的な知識を持っていることを前提とした応用的な問題が多く見受けられます。計算だけでなく、なぜそうなるのかといった過程を理解できていることが重要になる問題が多いので、しっかりと解法を理解することが求められます。 |
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| ソフトウェア 分野別:15% 全体:6% |
ファイルパス・ファイルへのアクセス権設定・表計算など基礎的な知識を持っていることを前提とした応用的な問題が多く見受けられます。特にファイルパス・表計算は初級シスアドでも頻出されていた分野なので、しっかりと解き方を押さえておくのがよいでしょう。 |
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3.2 Bランク -これで合格安全圏!800点を目指すならこの5分野!-
Aランクよりも出題頻度は低いですが、比較的出題頻度の高い分類をBランクとしました。A, B両ランクで出題全体の80%前後を占め、Bランクの出来が合格を左右するでしょう。Aランクで100%正解することの難しさや出題傾向の変更などを考えると、Bランクの分野は余裕を持って合格安全圏内に入るための必須分野です。Aランクの分野の学習が終了したらBランクに取り掛かりましょう。
| 分類名(出題割合) | 特徴と対策 | ドリル | |
|---|---|---|---|
| ストラテジ系 | 法務 分野別:14% 全体:5% |
法務分野全体から幅広く出題されていますが、基本的に各種法律の概要を問うような問題が多いです。関連する法律を広く浅く押さえておくのがよいでしょう。 |
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| マネジメント系 | サービスマネジメント 分野別:20% 全体:5% |
マネジメント分野全体から幅広く出題されていますが、基本的にITILに関連する用語の意味を問うような問題が多いです。ITILに関連する用語を広く浅く押さえておくのがよいでしょう。 |
|
| テクノロジ系 | ネットワーク 分野別:13% 全体:5% |
中問題ではLANに関する問題が出題され、ネットワーク機器の構成を把握できるかが問われました。ネットワーク機器とその構成をしっかりとイメージできるようにしておくのがよいでしょう。中問題以外は簡単な用語を問う問題でした。ネットワーク機器・プロトコルなどの用語を広く浅く押さえておくのがよいでしょう。 |
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| アルゴリズムとプログラミング 分野別:10% 全体:4% |
中問題ではフローチャートに関する問題が出題されました。処理や手続きの流れをしっかりとイメージし、図式化できるようにしておくのがよいでしょう。 |
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| システム構成要素 分野別:10% 全体:4% |
稼働率に関する問題が2題出題されました。稼働率の計算の公式と直列・並列の場合の考え方をしっかりと把握しておきましょう。また、高信頼性設計に関する用語の意味を問う問題も2問出題されています。フォールトトレラント・フェールセーフ・フールプルーフなど高信頼性設計に関する用語の意味はしっかりと押さえておくのがよいでしょう。 |
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3.3 Cランク -目指せ完全制覇!1000点満点を目指すならこの10分野!-
Aランク、Bランク以外の分類をCランクに分類します。出題割合が低く出題されても各分野1、2問程度です。しかし、高得点を目指すならきっちりと拾っておきたい分野です。Cランクの分野は高得点を目指す方・1000点満点の完全制覇を目指す方はしっかりと押さえておくべき分野です。
Cランクの問題に関しては出題数が少なく、現段階で傾向を把握することは難しいですが、全般的に基本的な理解度を確認するような問題が多いです。関連する用語などを広く浅く押さえておくのがよいかと思います。
| 分類名(出題割合) | 特徴と対策 | ドリル | |
|---|---|---|---|
| ストラテジ系 | ビジネスインダストリ |
カードに関する問題が2問出題されました。カードに関するビジネスの流れはしっかりと理解しておくのがよいでしょう。 |
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| 技術戦略マネジメント | - |
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| システム企画 |
- |
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| マネジメント系 | システム監査 |
- |
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| ソフトウェア開発管理技術 |
- |
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| テクノロジ系 | データベース |
- |
|
| コンピュータ構成要素 |
- |
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| ハードウェア |
- |
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| ヒューマンインタフェース |
- |
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| マルチメディア |
- |
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その他
4.1 自信がついてきたら -全分野から出題されるドリルで総復習-
各分野ごとのドリルで自信がついたら、実力試し&総まとめに出題範囲の全分野におよぶ以下のドリルでも学習してみてください。あなたの弱点・苦手分野がわかるはずです。
全分野から出題されるドリル▼ITパスポート試験のサンプル問題
▼ITパスポート試験シラバス サンプル問題
▼ITパスポート (過去問 平成21年春)
4.2 いまのあなたの実力をチェック -あなたの正答率と予想得点が一目瞭然-
いまのあなたの実力がわからないと学習も効率的に行えません。現在のあなたの実力を実力チェックページでチェックしてみましょう!。実力チェックページでは、あなたのITパスポート試験の予想得点やAランク、Bランク、Cランクそれぞれのランクの分野ごとの正答率を確認することができます。
▼ITパスポート試験 傾向と対策 現在のあなたの実力チェック
また、従来の分析機能からカテゴリ別・大分類別の正答率も確認することが出来ます。
▼ITパスポート試験 分析








